【ネタバレ注意】「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」感想と個人的考察

 ネタバレ注意!!

また、個人的な考察を含みます。

初日に映画館へ

 一作目を本作の公開が楽しみすぎて、

初日に映画館へ行ってまいりました!!

 個人的には「若き見知らぬ者たち」や「室井慎次 敗れざる者」なども気になるのですが、

やはりジョーカーを観ずにはいられなくって…

あれからジョーカーがどうなっていくのか、気になりすぎて、

観てきました!

 どうやら、映画の評価は賛否両論あるらしいのですが…

わたしはアリ派です(笑)

  ちょっと期待外れだったかも…という意見も、なんとなく理解できます(笑)

それはきっと、今回の映画がどうこうという話ではなく「なるほど前作が衝撃すぎたからだろうなぁ」と感じました。

 前作は「青年のアーサーが、悪のカリスマ・ジョーカーへ目覚めるストーリー」でしたが、

今作は「青年のアーサーが、孤独から抜け出そうともがいているストーリー」なような気がしています。

冒頭のアニメーションの意味とは(個人的解釈です)

 映画冒頭、前作を彷彿とさせる「ジョーカーがテレビショーに出演するシーン」がありました。

 テレビショーの会場へ向かうアーサー。ジョーカーの衣装を着ている。
会場の前にはたくさんのカメラを構えた人たち。レッドカーペットを歩くアーサーはまさに人気者。

 しかし、彼の影(ジョーカー)が抵抗するので、うまく歩けない。アーサーはなんとか影を抑え込み、テレビショーの会場へ向かう。

 テレビショーの控室で、出演時間まで待機しているアーサー。
とたんに、彼の影であるジョーカーが暴れ出す。ジョーカーはアーサーを近くにあったクローゼットに押し込み、取っ手に棒を挟む。アーサーは閉じ込められてしまう。
 ジョーカーは手早くメイクを済ませ、ショーに出演する。

 ショーが始まる。

 赤いカーテンが開き、スポットライトと注目を浴びて歌うジョーカー。
外では、会場へ向かって警官の男たちがレッドカーペットを走ってくる様子。

 一方、アーサーはクローゼットを突破し、会場へ乗り込む。
ジョーカーに翻弄されながら、なんとかジョーカーを自分の影に戻すことに成功する。
とたんに、会場に警官が乗り込んでくる。
警官たちに殴られるアーサー。「ノック ノック」と、アーサーの声。

 なんとなくこんな感じでしょうか? まだ一回しか見ていないので、間違っていたらごめんなさい汗

ここからわたしが感じたことは、

「ジョーカーが犯した罪を、アーサーが背負わされている」ということです。

もう少し考えていきます。

リーたちの行動が示すこと

 この映画を考えるうえで欠かせないのは、レディ・ガガ演じる「リー」です。(本名は省きます)

彼女はジョーカーに近づくために嘘をついて、自らジョーカーのいる病棟へ入院します。

 自分を理解してくれる存在である彼女に、ジョーカーも好意を持ち始めふたりで自由になろうと決意します。
しかし、ある出来事がきっかけとなりジョーカーは疲れ果て、「ジョーカーはもういない」と裁判中に発言するのです。
 つまり、ジョーカーの仮面を捨て、ただの「アーサーになった」わけです。

リーはその様子に失望し、アーサーがそれからなにを言っても、相手にはされませんでした。

 ここからわたしが感じたことは

「必要とされていたのは悪のカリスマ・ジョーカーであって、アーサーではなかった」

ということです。

「ジョーカーではないアーサーは、ほんとうの独りになってしまった」ということです。

ジョーカーの仮面を取ったアーサーは、リーですら愛してくれなかった、というか…。

リーに裏切られた、というか、リーも裏切られたと感じているだろうし…

裁判中にアーサーが歌っていた、

「誰かがピエロになる、それがルール」みたいなニュアンスの歌詞も、そのことを表していた感じがしました。

 (ところで、劇中ふたりが言っていた「山をつくる」とは、いったい何のことなのでしょうか…?

バットマンシリーズを観たらわかることなのでしょうか…??)

感想・印象に残ったシーン

 前作でジョーカーになった彼も、まだ「アーサー」の心があり、またその心は罪を犯してもなお

誰かに愛されることを求めていたんだと思います。

 純粋で素直なアーサーは、「自分の境遇を理解してくれる」と感じ、リーに心を許すも、

ジョーカーの仮面を手放した途端、リーは離れて行ってしまう。

 だれも、アーサー自身を愛してくれる人間はいなかったと…。

最初から最後までかなしいなぁ…という映画でした。

 続編はあるのでしょうか…?

わたしが印象に残ったシーンは

 大雨のなか、電気線に繋がれて今にも死刑になりそうになりそうになりながら泣くように笑うアーサーです。

後ろで看守のようなひとたちが、悠々と煙草を吸っているのもさらに切ないですね…。

 みなさんの印象に残ったシーンはどこでしょうか??

(この記事は個人的に映画を観て感じたことを書いておりますので、わたしの考察が正しいものとは言い切れません。ご了承ください。)

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